秋冬の病気注意報!!

秋から冬にかけては、暑い季節とは違った感染症が流行します。真冬に流行のピークを迎えるインフルエンザはその代表ともいえる感染症。ウイルスのほかにも、さまざまな病原体による感染症があります。

秋から冬の感染症の代表ともいえるのがインフルエンザ。毎年、流行を気にしている人も多いのではないでしょうか。突然、寒気と高熱が出現、咳や鼻水などの呼吸器症状や、関節痛、筋肉痛などを引き起こすことが知られています。乳幼児にとっては、熱性けいれんや中耳炎、肺炎、脳症なども注意すべき合併症です。

近年では検査キットや抗ウイルス薬(タミフルなど)が普及し、発症から48時間以内に服薬を開始すれば症状が軽くすみます。しかし、重症化のリスクが高い幼児や高齢者では、ワクチン接種も忘れてはならない対策です。

インフルエンザの予防接種は、10月頃から始まります。接種時期については、生活状況や年齢、流行の動向などを総合的に判断できるかかりつけの医師と相談して決めましょう。もちろん、手洗い、うがいの励行は予防対策の基本です。

RSウイルス感染症も気をつけたい感染症です。例年11月~1月頃が流行の時期。大人が感染しても鼻かぜ程度ですむことが多い病気ですが、乳幼児がかかると、細気管支炎や重い肺炎に移行することもあります。

特に微熱や鼻水といったかぜ症状の後で、急にゼイゼイと痰が詰まったような苦しそうな咳をする、呼吸が速く荒くなったといった症状が見られる場合は、早めに受診してください。息をするたびに小鼻をぴくぴくさせる、のどの下や肋骨の間がへこんで苦しそうな時は呼吸困難を起こしていることも考えられます。

◆乳幼児の肺炎の半分は、RSウイルスに起因するともいわれます。赤ちゃんのいる家庭で家族がかぜにかかった際には、赤ちゃんへの必要以上の接触を避ける、マスクなどをこまめにつけるなどして、うつさないように気をつけましょう。

細菌による感染症としては、溶連菌(正式にはA群β型溶連菌)があります。11月~3月頃に、10歳くらいまでの子どもに流行がみられます。急な高熱に加え、急性の咽頭炎や扁桃腺炎を起こすのが典型的な症状。全身に発疹が出て真っ赤になったり、舌がイチゴのようになることもあります。特に初感染時には、症状が激しくなりやすいので要注意です。

かつては重症化したものは「しょう紅熱」と呼ばれ、死亡率が高い病気でした。現在では有効な抗菌薬が開発されたことで、重症化することはまれです。ただし、いったん回復した後に、腎炎やリウマチ熱を起こすことがあります。症状が治まっても抗菌薬は処方された日数分を飲むようにしてください。

さらに、ウイルスでも細菌でもない、マイコプラズマという病原体が起こす感染症もあります。マイコプラズマ肺炎は、微熱やコンコンと乾いた咳が何日も続きます。秋から春先にかけて流行し、幼児から小学生の子どもに多くみられます。

マイコプラズマ自体は感染力が弱いのですが、潜伏期間が長いため集団感染することがあります。咳や微熱はかぜの治りが悪いだけと思っていることもあり、受診して血液検査を行って初めて感染がわかることも少なくありません。
ここで紹介したインフルエンザ、RSウイルス、溶連菌、マイコプラズマは、いずれも飛沫感染が主な感染経路です。手洗い、うがいの徹底のほか、規則的な生活を心がけ免疫力が低下しないようにしましょう。保温と保湿に加え、必要に応じた生活環境の除菌なども感染症対策として有効です。

一般に細菌やウイルス感染を予防するための除菌では、消毒用エタノールを使って二度拭きするとよいでしょう。まな板などの台所用品、便座などのトイレ関係、ドアノブや取っ手などの金属製品にも使えます。

もしも家族にウイルス感染症の患者が出た場合は、次亜塩素酸ナトリウムの薄め液が有効です。除菌の際にはゴム手袋とマスクを必ず着用しましょう。マスクは普段の使用から同じものを何度も使わずに、使い捨てが原則です。

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